奈良市の富雄駅から少し行った先にある「そばうどん奈な屋」は、田園風景を眺めながらそばやうどんを味わえるスポットです。
出汁や地元・奈良産の食材を使った手作りの料理には一切添加物を使っておらず、素材の味を生かしたメニューが充実しています。
今回は、ふとおいしいおそばが食べたくなったので、数年ぶりに行ってみることにしました。
富雄川沿いの自然の中にあるそば・うどん屋

奈な屋があるのは、近鉄奈良線富雄駅より徒歩約18分の場所。駐車場が広く、車でのアクセスも良好です。
外観は落ち着いた濃い黒色で、屋根からすっと伸びる煙突や、入口に置かれたオブジェが目を引きます。
入口のドアを開けると、カランコロンと優しいベルが鳴りました。

店内は、奈良県吉野杉を使った家具が並び、木のぬくもりに包まれるようなおだやかな雰囲気です。

入口近くには、冬の季節に暖をとれる薪ストーブが。存在感があるストーブは、それだけで絵になります。
建物の外の棚いっぱいに積み上げられた、大量の薪も印象的でした。

大きな窓から見える奈良の景色も、奈な屋の魅力といえるでしょう。
風景がとてもきれいだったので、水を引いた田んぼや山並みが見える席に座ることにしました。
出汁やうどんはもちろんおかずも添加物ゼロ
お店では、麺や出汁、小鉢のおかずを、すべてを添加物なしで朝から手作りしているのだそう。
地元・奈良産の食材をふんだんに使っているとのことで、身体にやさしい食事へのこだわりが感じられます。

平日は、数量限定の「奈な屋のランチ」があります。カツとじ定食や天ぷら定食など、そばまたはうどん、おかず、デザートなどがついたメニューもありました。
奈な屋特製の海老おろしそば、うどんには、特大サイズの有頭えびがまるごとのっていて、ちょっとぜいたくな一品なのだとか。
そばとうどんは、どちらも温かいものと冷たいものから選べます。
単品メニューには、きつねうどんやざるそば、鍋焼きうどんなどがありました。

食後のデザートとして、奈良県産の大和茶を使ったほうじ茶ジェラートやいちごジェラートが。こちらは、イタリアのジェラートコンテストで入賞したことがあるお店のものだそうで、とても気になります。
丁寧さが詰まったランチ

今回注文したのは、奈な屋のランチ(天ぷら)。
そばかうどんに、天ぷら、季節のおかず、ごはんが付いています。ボリューム満点のメニューが1,100円(税込)でいただけるのはうれしいですね。
まずは温かいそばからいただきます。
そばのスープは、透き通った黄金色。ひと口飲んでみると、しっかりした出汁の味と甘みが口の中に広がりました。
削り節5種類と昆布2種類を配合して毎朝引いた出汁は、塩や旨味調味料は一切使わないとのこと。くせがなく、とても飲みやすいです。
細めの二八そばは、栃木県産の蕎麦粉を使用。仕込みから完成まで2日間かけてゆっくり熟成させた自家製麺は、スープとよくなじんでいました。
天ぷらは海老、かぼちゃ、さつまいも、人参、野菜のかき揚げの5種類。食べるとカリッとよい音がして、とくに海老は旨みがぎゅっと詰まっていました。
この日のおかずは、高野豆腐のからあげ、大根の甘酢、かぼちゃとさつまいもの煮物でした。素材の味を生かしたやさしい味付けで、ご飯とよく合います。

食事をしながら窓の外を何気なく眺めていると、田んぼの水面がゆらゆら揺れたり、アメンボやトンボが見えたりと、自然を身近に感じられ心が和みました。
豆菓子やラムネなどの販売も

入口のレジ近くでは、豆菓子やラムネなどの袋詰めのお菓子が販売されていました。
さらに、テイクアウトのお惣菜としてヘレカツ(4〜5枚入り・450円)も販売しており、夕食やお弁当のおかずにも良さそうです。

今回は、平日の開店直後に来店。訪れたときは空いていましたが、帰る頃にはお客さんがかなり増えていました。
ご年配の方が多い印象で、歩いて来られている方も見られました。地域の方に愛されているお店なのでしょう。
富雄付近でうどんやおそばを食べたくなった際は、からだにやさしい食事やのどかな田園風景が楽しめるお店に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
そばうどん奈な屋
住所:奈良県奈良市二名平野2丁目2195-1
アクセス:近鉄奈良線「富雄駅」から徒歩約18分
TEL:0742-47-8355
営業時間:10:30-15:00(ラストオーダー)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌水曜日、第5月曜日)
駐車場:あり(23台)

















