近鉄尼ヶ辻駅から徒歩約2分の場所にある、昔からなじみのあるだんご屋さん「たまうさぎ」。たまうさぎは、きなこがたっぷりかかった小ぶりのだんごが食べられるお店です。
奈良県内でも人気のだんご屋さんで、毎日多くの方が訪れるんだとか。きなこだんごが好きな私はさっそく足を運んでみました。
店の前には大きなだんごのオブジェが!かわいいウサギののれんが目じるし

お店の前には大きなだんごのオブジェがあり、目を引きます。
駅前からお店までの道は車の通りが多く、見落とされることも。そんなお客様の声から、店主が手作りで作ったのだとか。私の背丈以上の大きさがありましたよ。
たまうさぎには和歌山や兵庫など、県外からも買いに来るお客様も多くみられます。
暑い季節はやや少なくなるようですが、花見の季節や行楽シーズンなどには多くのお客様が訪れるそう。私が店に行ったときも若い方から年配の方まで、幅広い年齢層の方が来店されていました。
また、尼ヶ辻駅前から店舗までの道は、車通りが多いものの道幅が狭くなっています。車で来られる場合は、お店の近くに専用駐車場があるのでそちらを使用してくださいね。
老舗店「だんご庄」から独立!開店には苦労も

たまうさぎは2002年年4月に開店した、老舗のだんご屋さんです。
店主は、もともと奈良県橿原市にある「だんご庄」で働いていたそうで、その後独立。だんご庄は100年以上前から続くお店で、地域でも有名です。
たまうさぎを開店する際には、実は苦労も多かったそう。ご主人はだんご庄で修行をされたので、味に間違いはないはず。しかし、初めのうちはあまりお客さんから受け入れられなかったようです。
また、だんご庄は橿原市にお店を構えてるので、同じ地域で開店しないように気をつけたそうです。いろいろ探した結果、奈良市に決まったとお話をしてくださいました。
人を惹きつけるおいしさは秘伝の蜜!

だんごといえば、おもちを使っているというイメージがあるかもしれませんが、たまうさぎのだんごはひのひかりの米粉を使用しています。店内で米粉にしていると聞いて、驚きました。
その米粉を蒸し、つきます。つき具合は店主が手触りや様子をみて決めているとのこと。柔らかくてもちもちとした食感は、長年にわたる経験と熟練の技からなんですね。
ついたもちを機械で白玉にして、秘伝の蜜に浸けます。この秘伝の蜜が、だんごのおいしさを引き立てるのだとか。この秘伝の蜜は、だんご庄から引き継がれている味なんですよ。

秘伝の蜜から引き上げただんごに、きなこをまぶして串に刺します。
きなこをつける作業や串に刺す作業は、すべて手作業。使用されているきなこは国産を使用しており、風味を大切にしているそうです。
毎日お店でだんごを作っており、お店に行けば目の前で作業風景も見ることもできますよ。
だんごは、やはり当日に食べるのが一番おいしいとのこと。
スーパーに売っているだんごは、いつまでも柔らかいですが、たまうさぎのだんごは無添加なのでもちが固くなるのも早いようです。
店内には椅子があり、その場で食べることもできます。1本から購入できるので、できたてを味わうことも。
たまうさぎのだんごは、近鉄奈良駅の駅構内でも購入できますよ。ただし、奈良駅の店では10本入りや20本入りの販売で、1本からの購入はできません。
まずは1本から買ってみたいという方は、本店に行ってみてくださいね。
好みできなこの追加も可能!ついもう1本食べたくなる味

家族へのお土産に持って帰り、自宅でみんなで食べました。画像は12本入りのものです。箱の中には袋入りのきなこが入っており、好みできなこを追加して食べられます。
元々きなこがたくさんかかってるだんごです。私はしっとりきなこが好きなので、そのまま食べました。子どもは袋のきなこを全部使って食べていましたよ。
口に入れるときなこの甘みともちの甘みが口いっぱいに広がります。噛んだときの、きなこの歯触りともちの食感がたまりません。1本でも満足できるのに、なぜかクセになって「もう1本」と手を伸ばしてしまいます。気が付いた頃には、もうなくなっていました。
お土産にも喜ばれること間違いなしの「たまうさぎ」のだんご。
私もまた、このだんごが食べたくなった頃に、ふらりと立ち寄ってしまいそうです。
きなこだんご たまうさぎ
住所:奈良県奈良市尼辻西町6-4
アクセス:近鉄橿原線「尼ヶ辻駅」から徒歩約2分
TEL:0742-41-6610
営業時間:9:00-18:00
定休日:火曜日


















