今回ご紹介するのは、生駒市で唯一の国宝「長弓寺(ちょうきゅうじ)」と、その守り神として建立された「伊奘諾(いざなぎ)神社」です。
約1300年前に創建されたとされ、長い時間をかけて地域の人々に守られてきました。
我が家が毎年足を運んでいる年末詣・初詣の体験を交えながら、長弓寺と伊弉諾神社の魅力をご紹介します。
生駒市唯一の国宝・長弓寺を訪ねて

長弓寺は近鉄けいはんな線・学研北生駒駅から徒歩約18分。無料駐車場もあるので、車で来られる方が多い印象です。
鳥居をくぐると、境内までは砂利道が続きます。パリッと冷たい空気の中に静かで落ち着いた雰囲気。

長弓寺では、季節ごとに蓮や紫陽花、朝顔などさまざまなお花を楽しむことができます。
境内までの道沿いにはたくさんの紫陽花が植えられており、梅雨時期には色とりどりに咲き誇り、また違った表情を見せてくれます。

境内への道は、石畳の坂道や急な階段もあるため、参拝の際は歩きやすい靴がおすすめです。小さなお子さんと一緒の際には、階段では手をつないであげると安心ですよ。


年末から年始にかけては、門松やお正月の装飾が施され、いつもより少し華やかな雰囲気に。
鐘の音が響き渡り、凛とした静けさが感じられ、自然と心が整っていくように感じます。
年末詣・初詣に感じるあたたかな時間

我が家では、年末詣と初詣に、長弓寺と伊弉諾神社を訪れるのが恒例行事。
年末には一年間家族みんなで健康に過ごせたことへの感謝をこめて、年始には新年も楽しく過ごせるように祈りをこめて参拝します。
長弓寺では、三が日限定で本堂の中に入ることができます。
今年は三が日を逃してしまったのですが、昨年訪れた際には貴重な資料と共に、梁や屋根を支える立派な木組みがそのまま見える造りが印象的でした。

参拝者は地元の方が中心で、久しぶりに顔を合わせた人同士が立ち話をしている様子も。どこか同窓会のようなあたたかさがあります。
今年は私も初詣の際に同級生と遭遇し、お互いの子どもたちも一緒に鐘をついてお参りをしました。
子どもたちが鐘をつく音を聞きながら、大人たちは近況を語り合い、自然と笑顔に。特別なことをしているわけではないのに、「今年もここに来られたね」と確かめ合うような、穏やかな時間です。
人生の節目に寄り添う場所

長弓寺のすぐ隣には、伊弉諾神社があります。

この神社は長弓寺を守るために建てられたとされています。

我が家では、伊弉諾神社でお参りをしてから長弓寺へ向かうのがいつもの流れ。

お参りした後は、その場でお守りやお札をお授けいただいたり、絵馬を書いたりすることもできます。

私にとって伊弉諾神社は、「人生の節目」に何度も立ち会ってくれた場所でもあります。
子どもの頃、お宮参りや七五三で家族とたびたび訪れていました。大人になった今、今度は親として自分の子どもを連れて同じ場所に立っている……。不思議な巡り合わせを感じます。
お宮参りや七五三のご祈祷では、神主さんがとても丁寧に対応してくださり、安心してお願いできました。形式ばった印象はなく、家族の気持ちに寄り添ってくれるような、あたたかさが印象に残っています。
このように世代を越えて同じ場所を訪れることで、家族の時間が静かにつながっていく。伊弉諾神社は、そんな節目をそっと受け止めてくれる存在だと感じています。
生駒市唯一の国宝に、ぜひ訪れてみて

今回は紹介しきれなかったのですが、長弓寺には塔頭(たっちゅう)と呼ばれる寺院が4つあり、祈祷をしてもらえるだけでなく、食事やヨガ、英会話などもできるのだとか。
私はまだすべてを訪れられていませんが、またゆっくり巡ってみたいです。

長弓寺と伊奘諾神社は、観光地、国宝というよりも暮らしのすぐそばにそっとある場所。
年末詣や初詣はもちろん、人生の節目や季節の変わり目に、訪れたくなる場所です。
生駒市唯一の国宝に触れながら、1300年続く時間の流れを感じてみてください。きっと、心に残る静かな時間を過ごせるはずです。
長弓寺・伊奘諾神社
住所:奈良県生駒市上町4445
アクセス:近鉄けいはんな線「学研北生駒駅」から徒歩約18分
最寄りバス停「生駒上町」から徒歩約10分
TEL:0743-78-3071
営業時間:常時開放(施設による)
定休日:なし
駐車場:あり















