今回訪れたのは、奈良市にある老舗食堂 「国境食堂」。
奈良県と京都府の境に位置するので「国境」という店名なんだとか。
奈良のグルメ好きなら一度は名前を聞いたことがあるであろう、ボリューム満点のメニューで知られる名店です。
昔ながらの大衆食堂

外観は落ち着いた和の趣が印象的です。
瓦屋根の低い平屋建てで、昔ながらの日本家屋を思わせる、どこか懐かしい建物。
駐車場には次々と車が入り、開店前からたくさんの人が並ぶほどの人気店。
地元の常連さんはもちろん、噂を聞きつけて訪れる初来店の人も多い印象です。

店内は広く、テーブル席を中心にゆったりとした配置。
家族連れ、サラリーマン、学生まで客層は幅広く、まさに「地域の胃袋を支える食堂」という雰囲気です。

メニューを見ると、その数の多さに驚かされます。
丼もの、定食、麺類、カレーと選択肢が豊富で、何を頼むか迷う時間もまた楽しいひとときです。
とんかつ・卵・出汁のバランスが光る、「かつ丼」
私が選んだのは、定番のかつ丼。ミニうどんも付けました。

運ばれてきた瞬間、しっかりとした厚みのあるとんかつが目に飛び込んできます。

衣はほどよく出汁を吸い、卵はふんわり。
ひと口食べると、甘辛い割り下と豚肉の旨みが一体となって口の中に広がります。
最後まで満足感が続きます。
ミニうどんは、鰹と昆布の旨みが効いた関西らしい味わいで、口に含むとほっとする優しさ。
油や甘みのあるかつ丼のあとに食べると、口の中をすっと整えてくれます。
うどん自体も程よいコシがあり、つるっとのど越しが良く、おいしかったです。
想像を超える迫力……名物「かつ丼大」
そして、国境食堂に来たなら外せないのが 名物の「かつ丼大」。
器の直径はなんと約24センチ。

見た目からして、完全に規格外です。
丼の縁いっぱいまで敷き詰められたご飯2.5合と、分厚いとんかつが2枚。
「大盛り」という言葉では到底収まらない迫力に、思わず笑ってしまうほど。
大食いで知られるギャル曽根さんもプライベートで訪れたことがあるのだそう。
そのエピソードにも納得のボリューム感です。

写真右側が通常サイズ、左側が大サイズです。
しかし驚くのは量だけではありません。
とんかつは厚みがありながらも柔らかく、衣は油っこさを感じさせません。
出汁の効いた卵と割り下が全体をまとめ上げ、見た目ほど重く感じないのが不思議です。
大食いに自信がある方は、ぜひ挑戦していただきたい一品です。
もちろんシェアして食べることもできますよ。
出汁が主役の「カレーうどん」
こちらは、「カレーうどん」。

こちらは、かつ丼の豪快さとは対照的に、やさしさが際立つ一杯です。
スープを口に含むと、まず感じるのはしっかり利いた和風出汁。
そこにカレーのスパイスが重なり、奥行きのある味わいに仕上がっています。
辛さは控えめで、どこかほっとする味。
うどんにもしっかりとスープが絡み、最後まで飲み干したくなるおいしさでした。
ボリューム系のイメージが強い国境食堂ですが、こうした出汁のおいしさを感じられるメニューがあるのも魅力です。
とにかく「満足したい日」に行きたい一軒
国境食堂は、「今日は思いきり食べたい!」「がっつり、おなかいっぱい食べたい!」そんな日にぴったりの食堂です。

名物かつ丼大のインパクト、安定感抜群のかつ丼、出汁の旨さが際立つカレーうどん。
どの料理にも共通しているのは、量だけでなく、きちんと“おいしさ”があること。
どれもが記憶に残り、食べ終えたあとには自然と「また来よう」と思わせてくれます。
ぜひ、おなかも心も満たされたい日には、国境食堂を訪れてみてくださいね。
国境食堂
住所:奈良県奈良市奈良阪町2611-5
アクセス:JR奈良線「平城山駅」から車で約8分
TEL:0742-22-8725
営業時間:11:00-21:00(20:30オーダーストップ)
定休日:年中無休
駐車場:あり

















