西登美ヶ丘の「シャクティ」で味わうインドカレーの魅力

今回紹介するのは、奈良市西登美ヶ丘にある「シャクティ西登美ヶ丘店」。
地域に愛される本格インドカレー専門店です。

お店の前に立った瞬間から、ふわりとただよう香ばしく炒められた玉ねぎとスパイスの香り。
ガラムマサラやクミン、カルダモンが混ざり合った独特の香りは、まさに「ここから異国の食体験が始まる」とワクワクさせてくれます。

アットホームで居心地の良い空間

店内に足を踏み入れると、スタッフの明るい笑顔に迎えられ、初めてでも自然とリラックスできました。

壁にはインド特有の布やなどが飾られていて、異国情緒たっぷり。
まるで小さなインドに旅してきたかのような雰囲気です。

テーブル席を中心に広々としていて、家族連れや友人同士はもちろん、一人でも気兼ねなく過ごせます。

私が訪れたのは平日のランチタイム。
周囲のテーブルにはママ友グループや学生、サラリーマンなど幅広いお客さんがいて、地元にしっかり溶け込んでいる人気ぶりを実感しました。

種類も豊富!選べるランチセットがお得

ランチセットの種類も豊富。どれもおいしそうで、どのセットにするか迷います。
サラダ、ナンまたはライス、ドリンクまで付いて、千円台前半というリーズナブルさ。
辛さは甘口から激辛まで幅広く調整できるので、子どもから大人まで安心して楽しめます。

私が注文したのは、「Aセット」。カレーは「キーマエッグカレー」の辛口。

ひき肉のうま味とスパイスの香りが融合した王道カレーに、半分にカットされたゆで卵がごろんとのっています。

口に運ぶと、クミンやコリアンダーの香ばしい香りが広がり、じんわりとした辛さが後から追いかけてきます。

卵のまろやかさがスパイスの刺激をほどよく中和し、食べ進めるたびに味の調和を実感しました。ガツンと食べごたえがありつつも重くなく、クセになる一皿です。

同行者が注文した「チーズナンセット」。

カレーは日替わりカレーと「シークカバブカレー」の2種類が食べられるうれしいセット。
この日の日替わりカレーは、「ほうれん草チキンカレー」でした!

鮮やかな緑色のカレーは、見ているだけで体に良さそうな印象。
口に運ぶと、ほうれん草の優しい甘みとクリーミーさが広がり、その後にスパイスの爽やかな香りが鼻へと抜けていきます。

鶏肉は驚くほど柔らかく、スプーンで簡単にほぐれるほど。
野菜の自然な甘みと鶏のコクが溶け合い、胃にも心にも優しい仕上がり。
辛さが苦手な人でも楽しめる一品です。

そして個性派の「シークカバブカレー」。
焼き目がついたカバブの香ばしさとスパイシーさが、濃厚なカレーソースと絶妙にマッチしています。

肉の弾力とともにカルダモンやクローブのはなやかな香りがふわっと広がり、まるで舌の上でスパイスが踊っているよう。
香ばしさとコクを両立した、クセになるカレーです。

香ばしい焼き立てナン

そして欠かせないのが、焼き立てのナン。
お皿からはみ出るほどの大きさにまず驚きます。表面はパリッと香ばしく、中はふんわりもちもち。

タンドール窯で一気に焼き上げられた香りが広がり、これだけで主役になれるおいしさ。
ナンはおかわりも可能で、私も一枚おかわりしました。

食後にはラッシーを。ヨーグルトの爽やかな酸味がカレーのスパイスをすっと和らげ、口の中をリセットしてくれます。

濃厚なのに後味はさっぱりで、デザートのように楽しめるのも魅力でした。

五感で楽しむインド体験

食べながら改めて感じたのは、このお店の魅力は「味」だけではなく「香り」にもあるということ。

スパイスが持つ香りは、食欲を刺激するだけでなく、心をリラックスさせてくれました。

カレーをひと口食べるたびに、登美ヶ丘にいながら小さな海外旅行をしているような感覚さえありました。

シャクティ西登美ヶ丘店は「本格的なインドのスパイス文化を気軽に楽しめるお店」。

大きなナンと香り高いカレーは、一度味わえばやみつきに。身体をやさしくととのえてくれるスパイス料理に出会える、おすすめスポットです。

シャクティ西登美ヶ丘店
住所:奈良県奈良市西登美ヶ丘1-4-11
アクセス:近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘駅」から、奈良交通バス3番乗り場(110)「西登美ヶ丘二丁目」下車すぐ
TEL:0742-47-1121
営業時間:平日ランチ11:00-15:00 /ディナー17:00-23:00
     土・日・祝11:00-23:00(なくなり次第終了)
     (毎週水曜日のディナータイムがお休み)
定休日:なし
駐車場:あり

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。