大和郡山の地酒でほろ酔い気分「中谷酒造 柳町醸造所」

大和郡山市は、金魚の街として有名ですが、魅力はそれだけではありません。

豊臣秀吉の弟・秀長が治めた城下町に、歴史と老舗あり!
駅から徒歩で行けるのも、魅力的です。

今回は、柳町商店街にある清酒バー「中谷酒造・柳町醸造所」をご案内しましょう。

江戸時代創業の老舗酒造が運営する、清酒バー

近鉄郡山駅の改札を出て、しばし歩くと、レトロな雰囲気ただよう柳町商店街につき当たります。

柳町醸造所は、商店街を北上してすぐ。

白い壁と立派な柳が印象的ですね。

大和郡山市は、2026年の大河ドラマの舞台になるということで、豊臣秀長もお出迎えしてくれました。

柳町醸造所は、2022年にオープン。体験醸造や清酒を楽しめるバーを併設した蔵です。
「中谷」をはじめとする日本酒や、ソフトドリンクを味わえますよ。

まずは、入場料として300円以上のドリンクを購入するため、カウンターへ。

さっそく、ドリンクをえらんでみましょう!

自慢の日本酒を、自分好みのアテと楽しめる

日本酒のラインナップは「中谷」、「豊臣秀長」、「萬穣(ばんじょう)」の3種類。

中谷は、ここ柳町醸造所で造られています。

どれも辛口で、アルコール度数も同じくらいだそう。

日本酒初心者には、中谷が飲みやすく、一方で豊臣秀長や萬穣は、日本酒好きの方におすすめとのことです。
飲みくらべするお客さんもいるのだとか!

ちなみに豊臣秀長と萬穣は、2025年12月から内容に一部変更があるそうなので、ご留意を。

ソフトドリンクも、緑茶やほうじ茶、金魚ラムネ、大峰山ごろごろ水など充実しています。
アルコールがあまり得意でない方も、安心ですね。

飲みもののほかに、さきいかなどの乾きものや酒粕ジェラートもあります。
甘いものって、日本酒と意外に合うんですよね。

なお、一部商品は2025年12月より価格改定されるそうなので、お見知りおきください。

ちなみに、アテは郡山城下町のお店で購入したものなら、持ち込みもオッケー。
お好みの品をアテにお酒が飲めるなんて、最高ですね……。
呑んべえにはたまらないシステムです。

郡山城下町にくわしくない方でも、大丈夫。店内に、酒のアテMAPもあるので、気になるお店でアテを買ってみましょう。

酒造りの古道具の展示も

二階建ての店内は、シックでゆったりとした雰囲気です。

一階にはテーブル席とテラス席があります。
ここちよい風に吹かれながら飲むお酒は、ことさらおいしそうですね。

二階にはお座敷もありますよ。

一階テーブル席からは、ガラスごしに醸造所を見ることができます。

酒造りの古道具の展示も、見どころ。
使い込まれた大きな桶やかめは、なかなかの迫力ですよ。

大きな阿弥陀車は、重たいものを持ち上げるために使われていたそう。

なかなか目にする機会がないので、見入ってしまいました。

大和郡山の地酒「中谷」をあじわう

迷いに迷って、今回は中谷をいただくことに。

グラスに注がれた清酒は、すこし濁りがあって、おいしそう!
ゆたかな香りが鼻をくすぐります。

造られた場所でお酒を飲めるって、なんて贅沢なんでしょうか!

アテには、近鉄郡山駅前にある「ころっけのハヤシ」で購入してきた、イカフライとハムカツを。

おいしい日本酒と、好物の組み合わせで、至福の時間のはじまりです。

中谷は、甘くてフルーティーな味。とても飲みやすくて、するするのどを通っていきます。
揚げものの塩気と、お酒のさわやかな甘みが、よく合います。

水槽を泳ぐ金魚をながめながら、おいしいお酒でほろ酔い気分。

実にぜいたくなひと時を過ごせました。

お酒造り体験で、日本酒をより身近に

柳町醸造所では、お酒造り体験もできます。できたての日本酒も飲めるんですよ!

体験予約は、お店の公式サイトなどから受付中です。
予約できる日程が決まっているので、公式サイトやInstagramでスケジュールを確認の上、申し込みましょう。

中谷酒造・柳町醸造所に行けば、日本酒がより身近に感じられること、間違いなし。
昔と今がまじり合う城下町を、ほろ酔い気分で散策してみませんか?

中谷酒造 柳町醸造所
住所:奈良県大和郡山市柳2丁目4
アクセス:近鉄橿原線「近鉄郡山駅」から徒歩約3分
     JR大和路線「郡山駅」から徒歩約10分
TEL:0743-85-7281
営業時間:13:30-19:00
定休日:月曜、火曜(祝日を除く)
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。