今回は生駒市のシンボル、生駒山の中腹にある生駒山寶山寺をご紹介します。
「生駒聖天」とも呼ばれ、商売繁盛の神様が祀られていることから、県内外から多くの方が訪れる人気のお寺です。
とても良いお天気の中、ゆっくり歩いて参拝してきました。
ケーブルカーに乗って、のんびり参道さんぽ

近鉄奈良線生駒駅から近鉄ケーブルに乗り換え、宝山寺駅で下車。そこから聖天通りと呼ばれる参道を歩きます。

参道の階段を5分ほどのぼると、左右にたくさんの灯籠が立ち並ぶ石畳が見えてきます。
山の中ならではの木漏れ日を浴びながら、爽やかな風と木々の音に包まれて歩くのはとてもリフレッシュできますね。

途中で後ろを振り返ると生駒の街がきれいに見え、なんだか特別な場所に来た気分になれます。

階段をのぼりきると、立派なしめ縄がかかった大きな鳥居が登場します。
晴れた日は青空と山の緑に鳥居が映えて、とてもきれいですよ!
本堂で心を整えるひととき

鳥居をくぐってさらに階段をあがると、本堂が見えてきます。
お賽銭箱の横あたりには、真言という祈りの言葉が掲げられています。
たとえば、本堂のご本尊・不動明王には「迷いや不安を祓い、心をまっすぐに導いてほしい」という意味の真言が書かれています。ひらがなで書かれているので、お参りの際にはぜひ唱えてみてくださいね。

本堂にお参りをしたら、さらに奥の階段をのぼってみましょう。

両側に300体を超えるお地蔵さまが並ぶ参道が続きます。
階段が続くので、休憩しながらゆっくりのぼってくださいね。

のぼりきった先には、開山堂や奥の院本堂、大黒堂などがあります。
そこからは奈良の景色を一望できますよ。頑張ってのぼったあとに見る眺めは、まさに絶景です!
宝山寺を楽しむ5つのポイント!
- その1:美しい景色を眺めてリラックス

山の中腹にあるお寺なので、境内のあちこちで生駒や奈良の街を見渡せます。静かな山の空気を感じながら、ベンチに腰を下ろしてリラックスするのもオススメです。
- その2:大根と巾着袋を探せ!?

境内のさまざまな場所で「交差した大根」と「巾着袋」を見つけることができます。
これらは、宝山寺で祀られている歓喜天(聖天さん)のシンボルです。好物である大根は「悩みを清める」、巾着袋は「豊かさの象徴」とされていて、探しながら歩くのも楽しいですよ!
- その3:お地蔵様と小さなご縁づくり
本堂前の両替機を使えば10円玉に交換することができます。
本堂の奥に続く参道には300体を超えるお地蔵様が立ち並び、それぞれに小さいお賽銭箱が。一体ずつお顔を見ながら手を合わせると、なんだか心があたたかくなります。
- その4:お茶所でほっと一息

たくさん歩いたあとは、境内にあるお茶処でひと休み。
生駒名物のくさもちをいただきながら、ほっと一息つく時間は格別です。お寺の雰囲気を感じながら、のんびりとした時間を過ごしてみてください。
- その5:季節ごとのイベントを楽しむ
毎月1日と16日は「歓喜天御縁日」で、多くの方でにぎわいます。
また、9月の秋分の日には参道にたくさんの灯籠が並ぶ「万燈会(まんとうえ)」が開催され、普段とはまた違った幻想的な光に包まれます。
冬の「大根炊き」や、鳥居の「しめ縄奉納」などでは、新年を迎える活気が感じられ、季節ごとの違った宝山寺の表情が楽しめます!
山の中で深呼吸したくなるお寺
自然の中を歩いて、お参りをして、お茶を飲んで、きれいな景色を眺める。
日常とは違うそんなゆったりとした時間を過ごせるのが、宝山寺の魅力です。
静かな山の空気の中で深呼吸すれば、心がスーッと軽くなるような感覚に。

帰りはカフェやおみやげ屋さんが並ぶ参道をゆっくり歩きながら、生駒駅まで下るのもおすすめですよ。
心も体もリフレッシュできる生駒の生駒山寶山寺、ぜひ訪れてみてくださいね!
生駒山寶山寺(宝山寺)
住所:奈良県生駒市門前町1-1
アクセス:近鉄ケーブル線「宝山寺駅」から徒歩約10分
TEL:0743-73-2006
営業時間:常時開放(施設による)
定休日:なし
駐車場:あり












